2012年11月4日日曜日

docomo Optimus G L-01E 実機レビュー その2 (使用雑感編)

前回からずいぶんと間が開いてしまいましたが、AppComingさんからお借りしている Optimus G L-01Eのレビューの2回目として、二週間使ってみた感想など書いてみます。

【気に入ったところ】

1.良好な動画再生環境
L-01Eで最も気に入ったところは、動画再生能力の高さ。
なんと、NAS(DRobo FS)上に保存しているTSファイルがそのまま再生可能!
ES ファイルエクスプローラーからNAS上のファイルを選択して、MX 動画プレイヤーで開くといった事をしても、動きコマ落ちすることなくキレイに再生できました。

これまでスマホやタブレットを使ってきて、一番やりたかったことがL-01Eでようやく実現。
同じ方法でXPERIA SXでは部分的にコマ落ちしながらもTSファイルの再生ができていたのですが、L-01Eではほぼ完璧に再生できるようになったので、貸出機の返却が惜しいくらいです。

L-01EのSoCはSnapdragon S4 Pro APQ8064で、GPUがAdreno 320になったのが大きいようです。CPUを2コアに動作制限しても再生には問題ありませんでした。
※XPERIA SXは、Snapdragon S4 Plus MSM8960で、GPUはAdreno 225

横置きタイプのクレードルが標準添付なところも動画視聴を意識してのことかと思います。
ドコモ版のクレードルは、本体にケースを付けたままでは使えないので、ケースを付けたままでも使えそうなau版のと同じものだったらともっとウレシイですけど…。

2.使いやすくキレイなカメラ
これまで、LG機のカメラ機能というと使い勝手は良くも画質の面ではイマイチな印象がぬぐえないものでしたが、L-01Eでは、良好なAF性能かつ手ブレしづらいので狙った画になってくれますし、発色も割りに自然なほう。


現メイン機のXPERIA SXのピントの合わせづらさとは天と地の開きです。

また、L-01Eのカメラで撮影した画像はSD Cardに保存されますが、その割に保存速度が速くスグに次の撮影に移れるので、撮影していてストレスは少なく気持ちイイくらい
ただし、逆光には弱くフレア・ゴーストがかなり強くでる傾向なので、その改善と発色のチューニングが進めばと期待しています。

ちなみに XPERIA acro HDもピント合わせが思ったように決まらないので、L-01E返却後のカメラ担当はXPERIA rayに戻りそうです。

3.煩わしさの無いキャップレス防水
キャップレス防水、最高です!!
キャップが無いので、普段意識することなく防水が保てるのは非常に運用しやすいです。
XPERIA acro HDやArrows Tab LTEではどうしてもキャップがちゃんと閉まっているかを確認する必要があり、L-01Eを使ったあとでは非常に煩わしく感じます。
また、防水のわりに本体温度が熱いと感じることは少ないのも良いところです。
最高で45℃くらいでした。

4.意外にも持つバッテリー
さすがにカメラでガンガン撮影したり動画を再生するとモリモリ減っていきますが、3G使用のまま放置しおいても1.5%/h程度のバッテリー消費なので、夜の充電し忘れで朝に空っぽとかいった事態は無いので精神衛生上良いですw


【気に入らないところ】

1.不可解な温度による動作制限
10月後半はまだ気温も高かったせいか、L-01Eを外に持ち出すと、すぐに本体温度による動作制限に引っかかって難儀しました。
強い日差しの下ではL-01Eの画面は著しく視認性が落ちるので、自動調整を切り、輝度を上げることで対応しようとしたのですが、強い日差しに照り付けられたせいか、本体温度が40℃を超えおり、輝度を63%以上にすることができない制限に遭遇しました。


また、正確な温度はわかりませんでしたが、44℃を超えるとカメラ起動時に警告が出て撮影できませんでした。
L-01Eは、クァッドコアの割りに発熱しませんが、40℃あたりで動作制限がかかると真夏の使用は正直厳しいです。
ガジェクラの人々なら、来年の夏まで使わず他機種に乗り換えているでしょうから問題有りませんが、普通は2年使用が前提ですから、夏場なら簡単に到達してしまう温度での動作制限がちょっと不可解です。

2.強い日差しの下では液晶の視認性が著しく低下
前項で書いたとおり、強い日差しの下では液晶の視認性が著しく低下します。
白トビしたような表示になり、この状態では画面の表示内容を確かめるのはかなり厳しいです。
輝度を上げて対処したいところですが、温度制限の問題も絡むので厄介です。

特に野外での写真撮影時、細部を確認しながらの撮影はできないので、Twitterにアップする写真に人の顔が写らないようにするのは難しく、この点はストレスでした。

3.片手でホールドしにくい本体形状
これは完全に好き嫌いの話になるのですが、小型端末好きな私としては、昨今のスマホの大型化はエスカレートしすぎと感じています。
なかでもL-01Eは4.7インチと大きく、またスクエアな形状で本体背面も角張っているので、片手でのホールドには難有りです。
せめて背面の角に丸みがあれば持ちやすいのですが…。
今回はケース無しの裸運用でしたが、付けたらもっと厳しかったでしょうね。
XPERIA GXは4.6インチですが、背面のアーク形状のお陰でホールド感は良好です。

片手ではホールドできないためリングストラップ必須ですが、左手持ちなのでストラップホールが右側にあるとストラップの長さがちょっと厳しく、左手親指で画面右上を操作する場合は本体をズラして操作せざるを得ません。
ちなみに普段から落下防止のためリングストラップを愛用しています。

4.意外とXiで繋がらない
意外なことに、Xiの掴みが思いのほか悪い傾向です。
この2週間の行動範囲は小田急線、千代田線、南北線の各沿線や渋谷・池袋・秋葉原でしたが、L-09CやXPERIA SXでLTEマークになっている地点でもL-01EはHSDPAのままということがまま有りました。
特に電車移動中は、ほぼHSDPAのままで一度もXiにならないといったことが多数…。
昨今のXiの速度低下は顕著ですが、端末の問題では無いのでスピードテストの結果は割愛します。
それにしても最近のXiは速度出ないわ、詰まりまくりだわで息してません…。

5.ShootingStarとの相性が悪い?
TwitterクライアントのShootingStarとの相性が悪いようです。
現在のバージョンは 3.0.8ですが、L-01Eが起動してしばらく後に必ず2回ShootingStarのエラー発生を通知するダイアログが表示されます。
他端末で同バージョンを使用していますが、このような現象は発生していません…。


良いところ、悪いところを列挙していきましたが「まあ悪くないネ!」っといったところが正直な感想です。
外に持ち出すよりも動画再生用に自宅で使いたいので、お安くなったら自分用に入手しようと思っています。
ヨーグルトみたいな型番の兄弟機au版 LGL21も気になってるので借りれませんかね?

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