イベントレポート

2016年7月20日水曜日

SIMロック解除したドコモ版Xperia X Performance SO-04Hでau系MVNOのSIMを使うには注意が必要な件

ドコモ版Xperia X Performance SO-04Hに機種変更しました。
そのまま使っても何の面白味もないので、SIMロック解除してau系MVNOのSIMを挿してみたら、SIMによっては、地味に酷い目に遭うという話。


最近は滅多なことでは機種変更なんてできないような価格帯になってしまったMNOのスマートフォンですが、ドコモの下取りプログラムの下取り価格が大幅にアップしていることもあり、イロイロ試した結果※1、ドコモ版Xperia X Performance SO-04Hに機種変更しました。

※1 本当はMNPで転入したかったけど、ドコモの割引施作は全適用外(所謂「特価BL」)と言われてしまったので、仕方無く機種変更。この下取りとdカードのクーポン、6月末に一括0円で機種変更したドコッチに対しての後日下取り、dポイント、販売店のポイントを積み上げました。

今回、機種変更した回線は、2015年9月25日にiPhone 6sのSIMロックを解除していたので、前回から6ヵ月以上経っており、購入即のSIMロック解除となりました。
SIMロックの解除は、mydocomoからNCKコードを取得して、端末から「ダイヤル」で"*#*#7465625#*#*"を入力して解除用画面を呼び出して行うタイプです。

SO-04Hは、ドコモ端末なのにLTE Band41に対応しているとか、au系をSIMを挿してみろと言わんばかりじゃないか、ということでやってみました。

まず挿したのはUQmobile データ高速プランのLTE SIM (非VoLTEの「黒い」SIM)。
auはLTE NET for DATAではない、通常のLTE NETはAPN非公開なので…。

挿してみたところ、無事に通信できて一安心。

…と思っていたら、端末を持つと「ホッカイロかよ!」って思うくらいで、F-10Dを思い出すような発熱っぷりでした。
そして、バッテリーの消費速度が凄まじいことに…。

電池使用量で確認してみたところ、こんな急角度な減り具合。(1番目と3番目の山)
画面消灯、Wi-Fi OFF、全く操作せずで、このバッテリーの減り方、発熱は異常としか…。

同じように、mineo Aプラン(データ通信) LTE SIM (非VoLTEの「黒い」SIM)を挿した場合も同様の現象が発生。

mineoがMVNEなFiimoのAプラン(データ通信) VoLTE対応SIMを挿して放置した場合、バッテリーの消費は緩やかで、発熱も特に気にするようなことはなし。
何故か「電池使用量データは利用できません」の表示になってしまっていますが…

ほかケースの検証として、SIMカードを抜いて放置した場合は、ほぼバッテリー消費が無い状態(4番目の長方形)。発熱に関しても、特に気になるようなことは無い程度。

ドコモMVNOなmineo Dプラン(データ通信+090音声通話)を挿した場合も、同様に放置しただけでバッテリーが減るようなことなく(右端の長方形)、また異常な発熱は確認できず。

原因はよく解りませんが、現時点ではau系MVNOのSIMのうち、VoLTE非対応のLTE SIM(黒いSIM)をSO-04Hに挿しても使い物にならないようです。
素直にドコモやドコモ系MVNOのSIMを挿して使うか、どうしてもau系MVNOを使いたい場合はVoLTE対応SIMを使うしかないようです。 ※UQmobileのVoLTE対応SIMは手元にないので要追試
普通の黒いLTE SIMを使うなら、F8132などのROMを焼くと使えそうですが、Felicaやワンセグは使えないかと…

別件でドコモ機だから仕方ないですが、ドコモSIM以外を挿している場合、dアカウント必須の通知を出すのは、イチイチお節介だなと…。
当初、ホッカイロ的な発熱、バッテリーの異常消費は、コレを疑っていましたが、SIM未挿入、ドコモMVNO使用時は何ともないので、無罪かと。

ドコモ系のアプリが云々ってのは、ショーグン氏のブログ「XperiaにおけるAndroidアプリ考察」の
【X Performance】 (ドコモ版)不要なアプリを無効化しアプリ一覧画面をすっきりさせる~無効化したアプリ一覧” が参考になるかと思いますが、自己責任で。

他社のSIMカードを挿入した場合、原則、一切の動作保証を行わないとはいえ、ちょっと残念というか、詳しくない人には無理が有るね、という結果でした。
やはり、SIMロック解除に関しても、キャリアから調達するなら、iPhone一択なのかなぁ…。

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