2014年8月20日水曜日

【イベントレポート】HTC Conference Tokyo 2014に行ってきた 2014/08/19

2014/8/19に芝公園のザ・プリンス パークタワー東京 コンベンションホールで行われたHTC Conference Tokyo 2014に行ってきました。


このイベントは、HTCが日本市場向けに特化して開発したAndroid搭載スマートフォンで、auとのコラボモデルの第4弾
HTC J butterfly HTL23 (au 2014年夏モデル)を披露する発表会で、本来はメディア向けですが ITmedia Mobile編集部がブロガーを招待する企画でお邪魔させていただきました。



HTC J butterfly HTL23は、KDDIは先月7月31日に発表しており仕様詳細は既報の通りですが、
5インチ フルHDディスプレイ、Qualcomm Snapdragon 801 MSM8974AC 2.5GHz(クアッドコア)搭載、2GBのRAMと32GBの内蔵ストレージ、防水・防塵と現在のハードウェアスペックの主流を押さえつつ、
背面に深度センサーと2つのレンズ(1300万画素と200万画素)からなる「デュオカメラ」、前面には500万画素に強化したフロントカメラを搭載したのが最大の特徴となっている。






イベントは13時から、フリーアナウンサーの永井美奈子さんの司会で開始。



HTC NIPPON 村井社長が招き入れる形で HTC Corporation チョウCEOが登壇。


チョウ氏は、前モデルのHTC J butterflyについて「とても良い反響があった」と振り返り、こういったことを勢いにイノベーションを進めてきたと語る。



「新しいbutterflyはオリジナルのデザインを継承し、とても美しい」
「革新的な機能はデュオカメラで全く新しい体験ができる」
「サウンドには妥協しない」
「シンプルでピュアな体験を提供できる端末だ」
と新しいHTC J butterflyを紹介。


続いてトークセッションのゲストとして KDDI 田中社長が登場。


新モデルへの反響については、チョウ氏は「台湾をはじめ、各地にファンがいてエキサイティング」
田中氏は「日本にはHTC J butterflyファンが多数おり、早く次のモデルを出すように多数の要望をいただいていた」とユーザーから期待高さを説明。

ネットワークについて聞かれると、チョウ氏は「世界でもナンバー1で革新的」と評価。
田中氏は、コミケでの「弱虫ペダル」デコレーション仕様の移動基地局や社員がコスプレということで「バカみたいなことをやるというので動揺した」という「人間Wi-Fi」、台風11号で停電した沖縄 南大東島、北大東島の基地局を発電機で33時間維持したなど、硬軟織り交ぜたスライドで紹介。



発売は日本からということで、田中氏から「8月29日より、全世界に先駆けて日本で最初に発売する」と発表。
また、海外では、9月2日の台湾 中華電信を皮切りに、香港などで「HTC Butterfly 2」として発売する。
このため台湾、香港などの多くの海外メディアが来場していた。


続いて、HTC NIPPON 村井社長が、HTC J butterfly HTL23の製品としての特長を深掘り。


製品を開発する上での「4つの命」と呼んでいる「カメラ」「サウンド」「使い心地」「デザイン」。
まずはデザインについて、ビデオで紹介。



カラーバリエーションは、Rouge、Canvas、Indigoの3色。
デザインストーリー中で気になったキーワード「ブラックからの脱却」。
HTCの端末と言えば真っ先にイメージする「黒」が無くて「青」が存在する理由は、ここに有るようです。


「デュオカメラ」については、「2つのメインカメラの役割は人間の目とまったく同じ」。2つのカメラは深度センサーで、深さの方向を的確に図るためのものと説明。
これを利用した、撮影後にピント位置を変えられる「UFocus」機能、立体効果の「3次元効果」機能を紹介。


他に類を見ない500万画素のフロントカメラを生かした自撮り向けの「SELFIE」機能に加え、レタッチ機能の強化を大きくアピールしていた。



「ヌルサク」を超えるスムーズな動作で心地良い使い勝手を実現するためのユーザーインタフェース HTC Sense 6.0。
「BlinkFeed」は、見たい情報をキーワード登録するとカスタマイズして表示する機能。
ダブルタップで画面スリープを解除や、端末を横に向けてボリュームキーでカメラ起動、着信時に耳にあてる動作だけ通話開始といったショートカット機能「Montion Launch」を紹介。



au公式アクセサリー「au +1 collection」として発売、ケース蓋を開けなくても各種通知が確認できる「ドットビューケース」



従来の省電力機能をさらに進化させた「EX省電力モード」、曰く「こだわりすぎて時間がかかった」デザインされた壁紙などについても紹介があった。



サウンドについては、JBLとのコラボレーション。
ハーマンインターナショナル 代表取締役社長 仲井一雄氏がゲスト登壇。


同梱される限定色の「JBL ハイパフォーマンス インイヤー ヘッドフォン」のこだわりを紹介。
本体のデュアルフロントステレオスピーカーへの協力も明かされた。



2年ぶりにHTCアンバサダーとして起用された「乃木坂46」が登場、HTC J butterfly HTL23のTVCMにも使用される新曲「何度目の青空か?」は会場が初お披露目とのこと。



プラハで撮影したというTVCMが会場内で上映されましたが、YouTubeにも公開されています。

HTC J butterfly HTL23 ティザー篇

HTC J butterfly HTL23 ガチかくれんぼ篇 30秒

HTC J butterfly HTL23 なぜ、そこに!?篇


乃木坂46のメンバーは、CM撮影中にHTC J Butterflyに接する機会も多かったようで、自ら行う各機能紹介も慣れた手付きだったのが印象的でした。










質疑応答は、すべてチョウ氏が回答。

Q. HTCからウェアラブルディバイスが出るとの噂があるが。
A. 未発表のものについては何も言えない。常に新しい製品・サービスは検討を行っている。

Q. チャイナモバイルが補除金を減らすのことだが影響はあるか。
A. 補助金に頼らずとも競争力を維持していきたい。多くの事を学んでいきたいから日本市場におり、培ったノウハウは他市場に展開することに役立っている。

Q. 中国市場における新興メーカーの急進など、もはやイノベーションだけでは不十分ではないか。シェア獲得など、どう経営を立て直していくのか。
A. 継続的に新しい価値を提供している。デザイン、ユーザー体験、クラウドやスマートフォン以外の製品も提供していきたい。

Q. Beats株をAppleに売却したのはなぜか?
A. 以前からカメラとサウンドに注力してきた。ハードウェアだけでなくソフトウェアも含めて全体的なユーザー体験を提供していく。妥協はしない。

Q. Androidの他にWindows Phoneなどのスマートフォン製品展開は?
A. 今後もスマートフォンはユーザー体験において重要な役割を果たしていく。またウェアラブルに関しても可能性がある。

Q. 日本においてSIMフリー端末の販売は考えているか?
A. オペレーターとの協力体制が重要。これまで通りキャリアとのパートナーシップを大事にしていきたい。




キャリアやメーカーなども含めてプレス向けの発表会に参加するのは初めてで、慣習など知らないことも多く、素人丸出しで、知らず知らずのうちに多くの方にご迷惑をおかけしていたかもしれません。
この場からでは届かないかもしれませんが、お詫びと感謝を…。

受付時に、お土産のプレスキットを貰い損ねたのは、ちょっとばかり心残りだったりします…。

HTC J butterfly HTL23実機のタッチ&トライについては次エントリーにて。



追記:
会場内で上映された製品紹介の動画がYouTubeにてKDDIから公開されていたので貼っておきます。

HTC J butterfly製品紹介動画



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