2013年2月10日日曜日

XPERIA 2013の sinファイルの展開方法の考察

XPERIA Zの sinファイルは、これまでのものと構造が異なるようで、現時点でのflashtoolではディスクイメージにすることができません。
構造をみたところ、これまでとは大幅に異なることが解りました。

今回の考察は 2CH の XPERIA Zの ROM焼きスレでのやり取りがベースになっています。

2ch.net スマートフォン板 - 【ROM焼き】docomo Xperia Z SO-02E root1
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/smartphone/1360052071/68-

SO-02Eの system.sinを先頭からバイナリエディタで見てみます。



これまでは「 0x04 」から 2byte バイトの内容がイメージの開始アドレスでした。
今回のでは「 00 01 」なため、現時点の Flashtool (Ver 0.9.10.1) でROM焼きできない原因となっています。

実は、「 0x04 」から 4byte 分の内容「 00 01 3F E0 」がヒントを示すアドレス「 0x013FE0 」になっていて、そこを見てみると、 4byte 進んだ先のアドレス「 0x013FE4 」から 4byte の内容が「 00 00 07 CC 」になっています。



先程のアドレス「 0x013FE4 」と「 0x07CC 」を加算した結果の「 0x0147B0 」に行くと、そのから 4byte 分にイメージファイルのサイズが書かれています。
「 F2 53 F5 D9 」なので、 4,065,588,697byte ということになります。

また、「 0x0147B0 」から 4byte の「 0x0147B4 」からがディスクイメージという構造になっているようです。
訂正: 実機では/systemのサイズは 2,117,181,440byte でした。


「 0x0147B4 」以前をカットして、以降のデータと不足分のデータを「 0 」で補完すると ext4 のイメージとしてマウントできるようになりました。

しかし、マウントできるだけで、中身のファイルが正常に読み出せないので何かが足りないカンジ。

…ということで、作成した ftf を焼くには Flashtool の対応待ち♪


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